シナリオ機能

DS-nano-に付属の道路環境設定ツールERIS3のシナリオ・エディタにより、シナリオデータを作成して、シナリオを実行することができます。

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シナリオとして設定できる項目には、以下のようなものがあります。

シナリオ車両・交通参加者(歩行者、自転車など):

  • 初期位置、初期方位角、初期速度
  • 出現トリガー
    シミュレーション開始時/位置トリガー/時刻トリガー/位置+速度トリガー/外部トリガー(ユーザープログラムからの指示)
  • 走行/移動経路
    ERIS3データの基づく経路指定/移動軌跡指定
  • 制御モード
    エージェントモデル/一定速度・一定車間距離制御/速度プロフィール制御
  • オブジェクト・イベント
    急ブレーキイベント/車線逸脱イベント/車線変更イベント/信号無視イベント/制御モード変更イベント/横位置オフセット設定イベント/UDP通信送信イベント
  • オブジェクト・イベントのパラメータ
    ※設定するイベント毎に、各種パラメータを設定します
  • オブジェクト・イベント発生トリガー
    キーボード入力/位置トリガー/時刻トリガー/位置+速度トリガー/他イベントの生起と同期
  • 使用するポリゴンデータ

シナリオ・イベント:

  • シナリオ・イベントの種類
    DS車両位置変更イベント/信号現示変更イベント/UDP通信送信イベント
  • シナリオ・イベントのパラメータ
    ※設定するイベント毎に、各種パラメータを設定します
  • シナリオ・イベントの発生トリガー
    キーボード入力/位置トリガー/時刻トリガー/位置+速度トリガー/他イベントの生起と同期

DS-nano-のシナリオにおいて、『イベント』が重要な役割を果たします。イベントは、シナリオ車両・交通参加者に特別な挙動を行なわせたり、その制御モードを変更するために使用します。シナリオ車両に車線変更をさせたいときには、以下のようなダイアログにて、必要なデータ(イベント・パラメータ)を設定します。

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イベントを設定することにより、たとえば、「先々行車が急減速して、それを先行車が回避する」というシーンなどを実現することができます。B車には車線変更イベントを、C車には急ブレーキイベントを設定し、両イベントとも、キーボードのF1キーを押したときに発生するようにします。(B車の車線変更イベントの発生トリガーを別に設定して、車線変更のタイミングを遅らせることも、もちろん可能です)

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シナリオの難しい点は、DS車のドライバの運転の仕方にバラつきがあるため、設定したデータによって望みのシーンを常に実現できるとは限らないことにあります。DS-nano-は、この問題を緩和するための手段として、ユーザープログラムという仕組みによって、シナリオの実行を動的に制御(シナリオ車両・交通参加者の出現位置を変更したり、移動速度を変更したり)する手段を提供しています。詳しくは、ユーザープログラムのページをご覧ください。